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るみぺん(動的対象へのプロジェクションマッピング)

概要

プロジェクタを用いて,視覚情報を光学的に物体へ重畳させる,いわゆるプロジェクションマッピングが近年注目されている. 比較的照明演出の意味合いに近いものから,インタラクティブなアプリケーションに至るまで様々である. しかしながら従来技術に共通して言えることは, 主として壁, 床上, 机上など静的または準静的な対象を扱っており, たとえば演劇における特定演者(ここでは動いている状態を想定),スポーツゲームにおけるボールなど, 高周波数あるいは高速で, 広範囲に動き回る対象そのものへの投影は技術的に困難で扱われていない.

本研究室では,1秒間に1000枚もの画像の撮像・画像処理可能な高速ビジョンを用いて, 様々な動的対象を扱ったアプリケーションを提示してきたが, この研究では,「動的対象へのプロジェクションマッピング」を提案する. 技術としては,1msオートパンチルトに用いられている,高速視線制御ユニット(サッカードミラー)に 1000 fpsで撮像・画像処理可能な高速ビジョン及び映像提示用のプロジェクタを同軸上に設置することで, 対象にタイムラグ無く継続的に画像を提示している. この技術を用いると,投影したい画像がまるで,実際にペンで描いたかのようにぴたりと対象に貼りついて見えるため, 光によるペンに準え「るみぺん」と名付けた. 図1にるみぺんの概要図を示す.また動的対象(ボール)に画像(表情)を投影した外観を図2に示す.

図1 るみぺんのシステム概要
図2 ボールに表情を投影した様子


動画




るみぺんの紹介動画

参考文献

  1. 奥村光平,奥寛雅,石川正俊: 高速光軸制御を用いた動的物体への投影型拡張現実感, 映像情報メディア学会誌,Vol.67,No.7, pp.J204-J211 (2013) [doi:10.3169/itej.67.J204]
  2. 奥村光平,奥寛雅,石川正俊: アクティブビジョンの高速化を担う光学的視線制御システム, 日本ロボット学会誌,Vol. 29,No. 2, pp.201-211 (2011) [PDF (3.8MB)]

東京大学 情報理工学系研究科 システム情報学専攻 ・創造情報学専攻 / 工学部 計数工学科 石川渡辺研究室
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