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クロノスプロジェクタ:時空間を操るディスプレイ

概要

クロノスプロジェクタはあらかじめ録画してある映像コンテンツを探索できる, 新しいインタラクティブアートインスタレーションである.ユーザは, 映像が投影されたスクリーンを変形させることで,映像の一部分の時間を進ませたり, 巻き戻したりできる.柔らかいスクリーンを手で触ることでスクリーンを揺らしたり部分的に歪めたりすると, 投影されている映像の時間が空間的に波打つ「時間の波」や, 空間の一部分だけが異なる時間の映像になる「時間の島」をスクリーン内に創り出すことができる. こうしたスクリーン上の映像は,映像の空間軸と時間軸(奥行き)から成る直方体状の3次元データを 「切断する」2次元の時空間断面を,インタラクティブに変形することで生成されている. このスクリーンは,伸び縮みする薄い布地を用いることで, 触覚フィードバックを通じて繊細かつ自然な反応を実現している. これは人間と機械のインタラクションという観点からすれば, 物に触れる際の繊細さを測れるタンジブルヒューマンマシンインターフェイスに向けての第一歩と言える.

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このプロジェクトは多くのメディアアートフェスティバルやテレビ番組でこれまでに 取り上げられてきた(より詳細な情報,画像, 映像はこちら).

この変形型圧力感知スクリーンは, 当初「ビデオ・キューブ」(上述した映像の空間と奥行きを時間軸とした直方体データ) の切断面を表現するために開発されたが,一般的にはどんな種類の立方データであれ (例:人体のスキャナ画像) ,任意の形の断面をインタラクティブに設定し,視覚化することができる. 具体的には,実際に外科医が手術している時のように, 人体の断面を複雑な形状の表面に表示することができるので, 手術練習用インターフェイスの基礎技術になり得る.また,このコンセプトを拡張した Volume Slicing Display も我々の研究室で開発している.

 

動画



メディア素材(一部)

参考文献

  1. Alvaro Cassinelli and Masatoshi Ishikawa : Khronos Projector, Emerging Technologies, SIGGRAPH 2005 (Los Angeles, 2005)/One page abstract [ PDF-0.5MB], Video Demo [WMB-40MB], Power Point presentation (with video) [ PPT-10MB]
  2. Complete Webpage with more references : http://www.k2.t.u-tokyo.ac.jp/members/alvaro/Khronos

東京大学 情報理工学系研究科 システム情報学専攻 ・創造情報学専攻 / 工学部 計数工学科 石川渡辺研究室
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