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高速書籍電子化のための高速書籍自動めくり機

概要

近年,膨大な量の書籍を電子化する需要が高まっている. このような背景のもと,高速な書籍電子化を実現する技術として,Book Flipping Scanningが提案された. これは,書籍のめくり動作中に,紙面を止めることなく連続的に書籍情報を取り込む新たな構想であるが,書籍は人が手でめくらなければならなかった. そこで,高速かつ正確にめくれる書籍の自動めくり機を設計,開発した.

提案する装置は,紙の弾性力と送風を利用して,非接触で紙面を搬送する機構に基づいたものである. 具体的には,まず書籍の紙束を湾曲させた状態で,書籍端面をヘッドで抑える.そしてこの抑えを直線的に動かすことで, 1ページずつページが解放される.解放されたページは,弾性力と横から吹き付ける送風により,反対側に搬送され,めくりが完了するという仕組みである.

性能評価実験の結果,提案する装置において,速度300 ページ/分で100%に近いめくり成功率を達成し,ほぼ重送なくめくれることが示された. 実験の結果,提案装置が様々な紙質の書籍に対して,高速性と正確性を両立できる見込みが十分に高いことが確認された.




左から,システム外観,めくりヘッド,めくり性能評価実験画像

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参考文献

  1. 溜井美帆, 山田雅宏, 渡辺義浩, 石川正俊: 高速書籍電子化のための高速書籍自動めくり機, 日本ロボット学会誌, Vol.31, No.7, pp.712-719, 2013.
  2. Yoshihiro Watanabe, Miho Tamei, Masahiro Yamada and Masatoshi Ishikawa: Automatic Page Turner Machine for High-Speed Book Digitization, IEEE/RSJ International Conference on Intelligent Robots and Systems (Tokyo, 2013/11/4), pp. 272-279, 2013.
  3. 溜井美帆, 山田雅宏, 渡辺義浩, 石川正俊: 高速書籍電子化のための高速書籍自動めくり機の設計と評価, 日本ロボット学会第30回記念学術講演会(札幌,2012.9.20)/予稿集, 4G3-8.

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東京大学 情報理工学系研究科 システム情報学専攻 ・創造情報学専攻 / 工学部 計数工学科 石川妹尾研究室
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