高速画像認識のためのメモリ共有型マルチSIMDアーキテクチャ


概要

実環境での高速な画像認識のためには、 画像の前処理から特徴量抽出に至るまでの多岐に渡る膨大な演算の高速化が課題となっている。 これに対し、我々は2次元/1次元SIMD 処理モジュールと逐次処理モジュールがメモリを共有するビジョンプロセッサを設計した。 提案プロセッサでは各モジュールでのSIMD 処理に加えてモジュール間に総和演算/ブロードキャスト機構を設けることで、 画像処理に必要な各種演算の効率化を狙っている。また、 複数モジュールのメモリ共有によりデータ転送コストの軽減、 並列アルゴリズムの実装性向上が可能である。

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Fig.1 メモリ共有型マルチSIMDアーキテクチャ Fig.2 総和演算/ブロードキャスト

参考文献

  1. Kota Yamaguchi, Yoshihiro Watanabe, Takashi Komuro, Masatoshi Ishikawa : Design of a Massively Parallel Vision Processor based on Multi-SIMD Architecture, 2007 IEEE International Symposium on Circuits and Systems(ISCAS2007) (New Orleans, 2007.5.30)/Proceedings, pp.3498-3501 [PDF]
  2. 山口光太, 渡辺義浩, 小室孝, 石川正俊:高速画像認識のための超並列ビジョンプロセッサの設計, 第5回情報科学技術フォーラム(福岡, 2006.9.5)/一般講演論文集第1分冊, pp.181-184(C-012)
  3. 山口光太, 渡辺義浩, 小室孝, 石川正俊:メモリ共有型マルチSIMDアーキテクチャを有する高性能 ビジョンプロセッサの設計, 電子情報通信学会集積回路研究会・情報処理学会アーキテクチャ研究会共催 (川崎,2006.6.9)/電子情報通信学会技術研究報告, Vol.106, No.92, pp.89-94(ICD2006-56)