ウェアラブカメラを用いた人間の歩行状態推定


概要

実環境下における人間の位置・姿勢推定に関して,様々な研究が行われてきた.これまでの研究では,GPSによる位置のみの推定や,設置カメラによる姿勢推定が行われていた. 一方,日常環境や屋外で人間のモーションキャプチャを行う技術のニーズも高まってきている.このような技術は,従来の複数のカメラを固定設置して行うやり方では実現が難しいと考えられる.屋内や,障害物がある環境下,群衆中においても適用可能なモーションキャプチャを実現するためには,新たな技術が必要とされている.

そこで,本研究では, ウェアラブルカメラによって,周囲の環境に影響されず,歩行中の人間の位置と姿勢を取得する新たなセンシング手法を提案する.我々の手法は,ユーザの動作に関する事前知識を利用し,1台のカメラから得られる外界の変動を入力するだけで,歩行動作を推定することができる.

実験では1台の小型な高速カメラを大腿部に設置し,歩行推定を行った.その結果,全身の歩行姿勢とともに,ユーザの大域的な位置も推定可能であることを示した.下図は,ユーザの実際の歩行と推定された歩行動作を比較したものである.

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参考文献

  • Yoshihiro Watanabe, Tetsuo Hatanaka, Takashi Komuro and Masatoshi Ishikawa: Human Gait Estimation Using a Wearable Camera, IEEE Workshop on Applications of Computer Vision (WACV 2011) (Hawaii, 2011.01.05) / Proceedings, pp. 276-281. [IEEE Xplore]
  • 畑中哲生, 渡辺義浩, 小室孝, 石川正俊: ウェアラブルカメラを用いた人間の歩行状態推定, 第16回画像センシングシンポジウム(横浜,2010.6.11)/講演論文集 IS3-05. [PDF]
  • 畑中哲生, 渡辺義浩, 小室孝, 石川正俊: ウェアラブルカメラを用いた人間の歩行状態推定手法の提案, 日本機械学会ロボティクス・メカトロニクス講演会2009 (ROBOMEC2009) (福岡,2009.5.25) / 講演論文集,1A1-D02.
東京大学 情報理工学系研究科 システム情報学専攻 ・創造情報学専攻 / 工学部 計数工学科 石川奥研究室
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